MEMO
判断すること
自分はできると思いたい
できる人と思われたい
自信がない
「慢」というビョーキ
p63
慢とはいわば、「自分の価値にこだわる心」。実は、傲慢さやプライド、虚栄心、さらには劣等感や「自信がない」という思いも、慢に当たります。
p64
人間が考える多くの判断は、実は真実でもないし、有益でもありません。いわばヒマつぶしです。なぜそんな判断をしているかといえば、すでにお伝えした通り「判断自体が気持ちいい」「承認欲が満たせる」ことが理由でしょう。
対策
①「あ、判断した」と気づきの言葉をかける
② 自分の心は自分で決める
③「自分が正しい」は誰も幸せにならない
「競争」という妄想
p168
たいへん重要なポイントです。私たちが目覚めるべきは、競争という現実、社会の現実に対して、日頃「どんな心で向き合っているか」という、最も根源的な部分です。外の世界は二の次。競争という現実も、あとの話です。
それよりも、自分の反応、今の心の状態に気づくこと。どんな心で外の世界に対峙しているかを理解することなのです。
p165
競争の中を、違うモチベーションで生きるという発想です。つまり、「勝つ」という動機以外で、競争社会を生きていくこと。勝ち負けという二者択一の価値観ではなく、別の価値観を持って、競争社会の中を生きることです。
別の動機・モチベーション
競争しない4つの心がけ
① 慈「慈しみの心」:相手の幸せを願う
② 悲「悲の心」:相手の悲しみ、苦しみを理解する
③ 喜「喜の心」:相手の喜び、楽しさを理解する
④ 捨「捨の心」:欲や怒りの反応に気づいてストップをかける